クラウンエステート トカイ エッセンシア スウィート 2007 詳細
| Crown Estates Tokaji Essencia sweet 2007 |

　ワインは琥珀色、黄金色の色調が特徴で、とろみがあるほど濃厚なテクスチャー（舌触り）です。 完全に貴腐化したニュアンスは、その香りの中ですぐに明らかになります。スモーキーで滑らかなテクスチャーが舌に広がり、フルーティーなフィニッシュによって完成されます。生き生きとした酸と強い特徴的な風味も手伝い、ワインは非常に複雑な味わいを持っています。
　エッセンシアのためのアスーベリー（貴腐ブドウ）は、ブドウの木から個別に手摘みで厳選され、特別な大桶に集められます。そこに集められた厳選されたアスーベリーが互いに積み重なると、それらは自重で押しつぶされ、外部の機械的な補助なしで、フリーラン・ジュースがゆっくりと滴り抽出されます。 この伝統的な方法で集められたフリーラン・ジュースは、1年を通して安定した温度と湿度の完璧な環境で、ゆっくりと何年にもわたる発酵プロセスを経て完成します。
エッセンシアはアスーベリー（貴腐ブドウ）１００％で造られる非常に貴重で希少なワインで、他の国の貴腐ワインではアスーベリー１００％は造られていないため、ハンガリー・トカイ産だけが唯一アスーベリー１００％なのです。

　トカイワインの特徴的な香りはワインが甘口の方がおいしく感じられると思います。トカイのワインは今までに味わったことのない香りと味だと思います。
　トカイワインの濃厚な香りは“甘いぶどうの香り”、“香ばしい樽の香り”、“熟したフルーツの香り”、“はちみつの香り”など自然の中の恵みの香りがギュッとつまっているようです。
　トカイワインの濃厚な味は“レーズン”、“はちみつ”、“熟したフルーツ”と、この世で一番おいしいフルーツを食べているようです。
　トカイワインは砂糖を使っていません。飲んでみるとびっくりすると思いますが、自然の甘さだけなんです。だから、後味に甘ったるさがなく、けっこう長い間おいしい余韻が楽しめます。
　トカイワインの最高の楽しみ方は、美味しいデザートと一緒に召し上がることです。トカイワインはとても濃厚なワインなので食べ物との相性が特に良くダイナミックに口の中で変化していきます。
　たとえば簡単に用意できるものだったら“チョコレート”です。チョコレートとトカイワインを合わせると、チョコレート職人がどうがんばっても出せない素晴らしい香りと味が口の中に広がります。そして、トカイワインの味は濃厚なチョコレートというデザートの前ではとても控え目になり、適度な酸味やブランデーのようなお酒の味を添えてくれます。そして、その余韻は長く、時間の経過とともにゆっくりと変化していきます。深く感じようと思えばとても繊細ですが、トカイワインの香りと味の変化は、どなたにでも楽しめるほどダイナミックなものです。
　また、チョコレートのほかにも、酸味のあるフルーツや、バニラアイス、チーズケーキ、ナッツ類のケーキ・・・などなど、多くのデザートと楽しむことができます。あなたの好みの組み合わせを見つけるのもとても楽しいひと時だと思います。
　トカイワインは糖度が高く、酸化が非常にゆっくり進みますので、開栓後でも栓をしなおして冷蔵庫で保管しておけば２〜３週間は香りや味に大きな変化はありません。ですから開けてしまったからといってあせらずに、デザートと一緒に、また就寝前などにお猪口より一回りぐらい大きなコップに1日1杯程度を、ゆっくりと様々なデザートと組み合わせながら楽しむことができます。
　一人でも多くの方にトカイワインの魅力を感じていただけたらと思います。

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